2018年はこうなるSNS活用!知って得するSNSの6つのトレンド
ソーシャルメディア業界は、ユーザーの消費者の嗜好に合わせてブランディングや新機能を追加し、絶えず進化していきます。それは、2018年を含め、未来に向けて、ソーシャルメディアのトレンドは進化を続け、私たちを驚かせてくれるでしょう。
今回は、そんな2018年にマーケティング担当者が注目すべき、SNSの6つのトレンドについて、ご紹介いたします。
目次
1. 企業と顧客のつながりを深め、エンゲージメント率をより高める
2. カスタマイズ可能なチャットボット
3. ソーシャルリスニング活用ツールに頼るブランド
4. メッセージングプラットフォームとInstagramストーリー
5. より性能が上がる画像加工
6. 発信する側としての責任とスタンス
7. まとめ
1. 企業と顧客のつながりを深め、エンゲージメント率をより高める
ブランドとユーザーのつながりは、1日で作り上げられるような簡単なものではありません。
しかしながら、ある調査によると、ユーザーの3人に1人はソーシャルメディアで個人の感想を交えながら、ブランドについて自ずと発信しているとのことです。
ユーザーは個人の感想をソーシャルメディア上で発信、共有することを楽しむだけでなく、ブランドの画期的な施策についても好意的に捉えています。実際、あるデータによると、ミレニアル世代のユーザーの41%は実際にブランドへのエンゲージメント率を高め、ブランドのより深いファンになります。
ブランドは、SNSでのエンゲージメントの向上を実現させ、世の中に対し、単に製品の宣伝の場としてではなく、ユーザーと永続的な関係を作り出しています。 要はブランドがユーザーと繋がる場所を提供することで、ユーザーはブランドへのエンゲージメント向上に繋がるのです。
実際、Instagramの発表によれば、そのようなファンのうち少なくとも80%のユーザーはすでにネット上でブランドをフォローしています。
ブランド側はユーザーとのコミュニケーションの裏に隠されているこの素晴らしいチャンスを逃してはいけません。2018年は、ユーザーと良い関係を構築し、ユーザーが欲しい情報について、真摯にフィードバックすることで地道なエンゲージメント率を高めることに繋がります。
2. カスタマイズ可能なチャットボット
ブランドが世の中に対し、社会的なメッセージを発信することの重要性について説明させて頂きましたが、次に今度はユーザーからのたくさんの質問や問い合わせに返答しなければなりません。
その問題を解決するのがチャットボットです。
2016年にチャットボットが広がり始め、2018年も拡大を続けています。
Facebookメッセンジャーのみでも、情報収集やオーダーについてチャットボットが使われ、その数はすでに、10万個以上にものぼります。実際、Facebookメッセンジャーボットは、組織の生産性を最大で3.5倍向上させているというデータもあります。
ここまでチャットボットが広がった背景にあるのが、チャットボットのカスタマイズです。要は、ブランドごと、同じに会話を作成するのではなく、ブランドはユーザーから想定される特定の質問や要求に応えられるように、独自に作成されています。
結果、チャットボットを導入したことで、SNSチームの人間の工数が18%削減し、負荷が減るだけでなく、人件費削減につながったというような成功事例が多数出ています。
まずは、チャットボットを気軽に始めて、実際に触ってみることをオススメします。
3. ソーシャルリスニング活用ツールに頼るブランド
ソーシャルリスニングとは、ソーシャルメディアからのユーザーの生の声を集め、分析し、マーケティングに役立てる手法です。
そして、分析結果をもとに、ユーザー中心のマーケティング戦略につなげます。
単に、ブランド側はブランドの新しいInstagram投稿に対し、誰が反応しているかをチェックするのではなく、ソーシャルリスニングツールを活用することで、ユーザーの行動分析を反映することができます。
2018年にソーシャルリスニング活用ツールが具体的にどのように役立ち、どうして、トレンドになりうるのかという、3つの理由について説明します。
①より良いカスタマーケア
顧客ケアのための人々の最善の選択はソーシャルメディアです。つまり、ユーザーの生の声を通じて、現在のブランドや商品の評価を共有する必要があります。
②より魅力的なコンテンツ
純粋に魅力的なコンテンツは、ユーザーにブランドのより深いファンになってもらうもの。それがリスニングツールを使用することで、実現し、人々があなたのブランドで使用するハッシュタグ、トピックまたはキーワードを追跡し、分析することで、ブランドとしての重要なトピックを特定することができます。
③新しいマーケティングキャンペーン
ソーシャルマーケティングキャンペーンが盛り上がっている場合は、ソーシャルリスニングを使って、ユーザー中心のマーケティング戦略へつなげる良いタイミングだと考えます。
2018年はソーシャルリスニングツールにおいて、成長と拡大の年になると予想します。ソーシャルリスニングツールの使用は、トレンドになるユーザー中心のマーケティング戦略につなげ、ブランドを正しい方向に押し進める為の一つの重要な施策です。
4. メッセージングプラットフォームとInstagramストーリー
InstagramがSnapchatと競争するためにStoriesを立ち上げてからは、それほど長くはありません。しかし、その短期間で、Instagram Storiesは毎日2億5000万人以上のユーザーを獲得しました。これは、1億7300万人のSnapchatユーザーと比較して驚異的です。
「ストーリー」機能の最大の利点とも言えるのが公開したコンテンツはシェアした時間ごとに「24時間で消える(削除)」されるということです。そして、驚くべきことに、Instagramは、ブランドがアプリを通じて、ユーザーにより多くのメッセージを発信することが可能です。
実際、ストーリーの発売以来、Instagramの1日あたりの利用平均時間は、28分に増加しました。これは、ストーリー発売前の利用時間と比べて、約7〜13分長くなったことになります。現在、Instagramには毎月100万人以上の広告主が積極的にストーリーを利用しています。
Instagramの月間アクティブユーザー数は3億7,500万人を超えています。ユーザーは、投稿された写真やビデオに対し、チャットする機能を好みます。 マーケティング担当者は、この傾向が引き続き上昇すると予想する必要があるでしょう。
5. より性能が上がる画像加工
SNOWに代表される画像加工アプリがInstagramのストーリーの拡大につなげています。
Instagramは、最も人気のある画像加工は犬の耳であると発表しています。今後はより進化し、ブランドがユーザーに独自の画像加工アプリを提供し、ユーザーが発信するというような流れが生まれると予測されています。Instagramは2017年に20以上の機能をリリースし、そのいくつかはInstagram Storiesの機能についてでした。ブランドは、顔認証、ステッカー、画像加工が2018年にSNSコンテンツの活性化を促進すると期待されています。
6. 発信する側としての責任とスタンス
ブランドの発信する側の責任は、ユーザーあらゆる価値観で判断され、つまりは、ブランドのSNSチームはより発信する側として責任が生じてきます。ブランド側にとって、一番最悪なことは、ユーザーがブランド側の発信内容に1度、不審を抱くと、彼らはファンから一転するアンチファンに変わる可能性すらあるのです。
ある調査では、ユーザーの81%はソーシャルメディアがビジネスに対する説明責任が増加することに賛成している。今日の社会では、ブランド側からもし不適切な投稿や誤った投稿だとユーザーが感じると、たとえユーザーがブランドの忠実な深いファンであっても難しいです。また、ブランドがソーシャルメディアに不適切なものを投稿した場合、特に気にしないと答えたユーザーはわずか8%しかいませんでした。
このような流れは、ソーシャルメディアを通して、ブランドはより社会的な影響や、発信する側のスタンスをより認識し、強化が早急に必要になります。これはすべての問題に対処する必要があるというわけではないが、2018年にはより多くのブランドがこのような社会問題に取り組んでいくでしょう。
7. まとめ
今回、「2018年はこうなるSNS活用!知って得するSNSの6つのトレンド」について、ご紹介させていただきました。
この2018年は、ソーシャルチームと協力して、発信する側の責任とスタンスを理解し、ブランド価値の維持のために、ユーザーが不適切と感じないように、連続して起こりうるリスクを避ける必要があります。ソーシャルメディアを効果的に取り組むためにも、理解し、改善していくことが大切です。
最新のソーシャルメディアのトレンドを知り、より魅力的なコンテンツを社会に向けて、ユーザーに向けて発信を続けるのが成功への近道と考えます。
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