ここ最近、不動産屋の店舗の前で「仲介手数料は家賃の50%」という店頭ののぼりや、「仲介手数料ゼロ」といった表示を前面に押し出す賃貸物件のサイトを見かけることが増えてきました。これまで賃貸契約の際に、不動産業者に「家賃1カ月分の仲介手数料を払う」ことが一般的でしたが、近年はそうしたかつての「常識」が崩れてきています。そして、この波は不動産の売買にも徐々に押し寄せてきています。

そもそも不動産の仲介手数料とはどういうもので、実際にはどうなっていているのでしょうか。また、どうして安くできるのでしょうか。本稿では不動産業者の仲介手数料について賃貸、売買のケースそれぞれに解説をしていきます。

仲介手数料は、上限が定められた成功報酬

住宅の賃貸や、戸建てやマンションなどの不動産を売買する場合、不動産会社に仲介を依頼することが一般的です。この不動産会社を通じて貸したり借りたり、売ったり買ったりした場合、不動産会社に成功報酬を支払うことになります。この成功報酬を仲介手数料あるいは媒介手数料といいます。そして、この仲介手数料は、宅建業法によって上限が決められています。

賃貸借契約の場合は、貸主・借り主双方を合計して賃料の1カ月分に相当する金額が仲介手数料の上限です。例えば、仲介した不動産会社は貸主から0.5カ月分、借り主からも0.5カ月分の報酬を得ます。

一方、売買契約の場合、売り主と買い主の依頼者からのそれぞれの報酬上限は「売買価格の3%+6万円」です。こちらは、手軽に仲介手数料を計算できる速算法(税別)です。本来は、売買価格を200万円以下の部分、200を越えた400万円以下の部分、400万円を超える部分の3つに分け、それぞれ5%、4%、3%を乗じて合算します。つまり、売り主と買い主の双方から依頼された不動産会社が仲介した場合は、最大、売買価格の6%+12万円の報酬を受領します。


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