はじめに
マリオシリーズなどで、日本では知らない人はいないのではないかと言えるほど、ゲーム界の先駆者、任天堂。テレビゲームのイメージが強かった任天堂ですが、最近ではLINEチャットボットもビジネスに活用しているようです。
今回は、任天堂が行っているLINEチャットボットを使ったマーケティング施策についてまとめました。
友だち追加
任天堂の公式LINEアカウントを検索してみます。「任天堂」で友だち検索すると緑が印象的なキノピオくんの画像が出てきます。彼が公式アカウント上の案内役をやってくれています。ホーム画面は下記画像のようになっています。文字が1つもありませんね。6つある画像をタップすると、マリオやルイージ、ヨッシーといった主要キャラクターからの挨拶ボイスが送られてきます。
タイムラインの活用
タイムライン上には、最新ゲームの情報やキャンペーン情報が載せられています。印象的だったのは、ホーム画面の画像が頻繁に変更されていることですね。季節に応じてピノキオくんのコスチュームが変わっていたり、ホワイトデーやバレンタインなどのイベントごとのたびに画像が変更されています。ユーザーを飽きさせない細やかな工夫ですね。
任天堂製品の検索
ピノキオくんはとても知識が豊富です。歴代の任天堂製品の名前をトーク画面から送ると、なんとその製品の写真と発売日を教えてくれます。さらになぜか福岡県など、県名を入力すると、地図上の場所を画像で送ってくれたり、県庁所在地、人口、面積だけでなく、県の花や名物の料理まで教えてくれました。なんて博識なんでしょう。
まとめ
今回は任天堂がどのようにLINEチャットボットを活用しているのかをまとめました。ピノキオくんはとても知識が豊富です。どんな言葉を投げるとどんな言葉を返すのか、ついつい試してみたくなってしまいます。こうやってピノキオくんのファンを増やすことでユーザーを増やしていくことを狙っているのかもしれないですね。ピノキオくん、恐ろしいくらい計算高いですね。人が介在せず、バーチャル画面上のキャラクターと人間が遊んでファンが増えていくというのはLINEという、多くの日本人が日常的に使うツールになったからこそできることかもしれませんね。
他にもLINEチャットボットを使ってキャラクターを通してうまくマーケティングを行っている企業はたくさんあります。公式アカウントを探して試してみても面白いでしょう。
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